[解決済]対象のイベントを、変数に代入されている座標に誘導したいのですが

[レティラナティス]

ダークソウルシリーズの『望郷』や『誘い骸骨』のように、アイテムやスキルを使用すると、プレイヤーが立っていた座標に向けて、周囲に存在するイベントが近づいて行く機能が欲しいのです。

デフォルト状態のイベントの、自立移動の『カスタム』→『移動ルート』では、直接目的の座標に歩かせるように入力しておくか、プレイヤーに近づいていく機能だけで、変数で指定された座標に向かって歩かせる方法がありません。

具体的にはシンボルエンカウントで、『1.機能を使用する』
→『2.プレイヤーの現在のMAP座標(ｘ軸.Y軸)を変数(A.B)に代入し、変数(A.B)に代入されたMAP座標に目印となるアニメーションorピクチャを表示、最後に対象にしたいイベント群を管理するスイッチをONにする』
→『3.スイッチの操作で機能の対象になったイベント(敵)が、変数(A.B)に代入されたMAP座標に向かって近づいていく』
というのを作りたいのです。

が、『機能の対象になったイベント(敵)が、変数(A.B)に代入されたMAP座標に向かって近づいていく』という部分で、躓いてしまっています。

コレを実現させるためには、何らかのスクリプトコードで実行が可能でしょうか？
もしくは、コレに近い挙動が可能なプラグインに、お心当たりはありませんでしょうか？

[トリアコンタン]

誘導したい座標に、透明イベントを配置した上で、自立移動の『カスタム』→『移動ルート』→『スクリプト』で以下を実行すれば多分いけると思います。

コード: 全て選択

// 指定したイベントに近づく
this.moveTowardCharacter($gameMap.event(透明イベントのID));


こちらは参考です。

コード: 全て選択

// 指定したイベントから遠ざかる
this.moveAwayFromCharacter($gameMap.event(透明イベントのID));

// 指定したイベントの方を向く
this.turnTowardCharacter($gameMap.event(透明イベントのID));

// 指定したイベントの逆を向く
this.turnAwayFromCharacter($gameMap.event(透明イベントのID));


なお、上記スクリプトは指定したIDのイベントが存在しない場合エラーになります。
どうしてもエラーを回避したい場合、以下のように記述してください。
対象イベントが存在しない場合は、その場から動かなくなります。

コード: 全て選択

// 指定したイベントに近づく
this.moveTowardCharacter($gameMap.event(透明イベントのID) || this);


[レティラナティス]

返信ありがとうございます。

つまり全てのMAP内に、誘導用の同一IDの透明イベントを事前に用意し、機能を実行した際に『イベントの位置設定』で自分のいる座標に強制移動させて、指定したイベントに近づくスクリプトコードを実行すれば良いのですね。

[レティラナティス]

と言うことで、こうなりました。

『効果判定用のステート』を1つと、『起動用のアイテムorスキル』を1つ、『管理用』と『実働用』のスイッチ2つ、『現在のプレイヤーのX座標』と『現在のプレイヤーのY座標』を格納する変数を2つ、『準備用』と『実働用』のコモンイベントを2つ、用意します。そして、『機能対象にしたいイベント』を配置したいMAP全てに、『同一のイベントIDを持つ、誘導用のイベント』を用意します。

○効果持続用のステート
名前は任意(無しでOK)で、『歩数で解除』に効果を持続させたい歩数を入力します。

○起動用のアイテムorスキル
使用効果にて、『コモンイベント：準備用コモンの起動』、『ステートの付与：効果持続用のステートを100％付与』を設定します。
(※1)全回復を実行した際、このステートも消えてしまうので、それが嫌な場合はステートでの管理ではなく、変数にて『現在までの歩数』と『現在の歩数の総数』の差で管理してください。

○準備用コモン　トリガー：なし
◆変数：『現在のプレイヤーのX座標』に、現在のプレイヤーのX座標を代入
◆変数：『現在のプレイヤーのY座標』に、現在のプレイヤーのY座標を代入
◆イベントの位置設定：『誘導用のイベント』のX軸とY軸を、上で設定した変数で指定
◆『管理用のスイッチ』をONに

○実働用コモン　トリガー：並列処理　スイッチ：管理用のスイッチ
◆条件分岐：特定のアクターが『効果持続用のステート』になっている。
　◆スイッチ操作：『実働用のスイッチ』をON
：それ以外のとき
　◆スイッチ操作：『実働用のスイッチ』をOFF
：分岐終了
(※2)条件判定をステートではなく、歩数の差でする場合は条件設定を変更してください。

○各MAPの『同一のイベントIDを持つ、誘導用のイベント』
画像も内容も無しでOKですが、2ページ目に『実働用のスイッチ』がON時に出現するようにして、誘導地点が解るように画像を設定しても良いかもしれません。

○各MAPの『機能対象にしたいイベント』
『実働用のスイッチ』がON時に、自立移動の『カスタム』で『スクリプト：this.moveTowardCharacter($gameMap.event(『同一のイベントIDを持つ、誘導用のイベント』のID) || this);』を記入します。

●実働内容
1.スキル/アイテムで『準備用のコモン』を起動すると同時に、アクターに『効果持続用のステート』を付与します。

2.『準備用のコモン』内で『現在プレイヤーが存在している座標』を取得し、各MAPに配置した『同一のイベントIDを持つ誘導用のイベント』を、取得した座標に瞬間移動させ、『実働用のコモン』を起動させるスイッチ『効果持続用のステート』がONになります。

3.条件判定に設定されているアクターが、『効果持続用のステート』の状態である限り、『機能対象にしたいイベント』は『誘導用のイベント』に向かって進み続けます。

4.アクターの『効果持続用のステート』が解除された時点で、『機能対象にしたいイベント』は機能対象になる前のイベント内容に戻ります。

[トリアコンタン]

すべてのマップで同じIDの透明イベントを作成するのは少し面倒なので、いくつか代替案を提示します。
解決済みとのことですので、ご参考程度ということで。

指定した名称と一致するイベントに近づけたい場合（複数一致する場合はIDが小さい方が優先される）

コード: 全て選択

this.moveTowardCharacter($gameMap.events().filter(function(event){return event.event().name === 'イベント名称'})[0] || this);


指定した座標[9:15]に近づけたい場合（やや強引なコードなので、最悪他のプラグインと競合する可能性があります）

コード: 全て選択

this.moveTowardCharacter({x:9, y:15});


座標を変数の値から取得する場合

コード: 全て選択

this.moveTowardCharacter({x:$gameVariables.value(a), y:$gameVariables.value(b)});


[レティラナティス]

追伸ありがとうございます。

なるほど、指定座標にエフェクトを出せるのと、既に96MAP全てに処置してしまったので、今回はこのままで行きますが……こういうコードもあるのですね……とても勉強になります。